9月17日 小児歯科専門医セミナーへ行って来ました。

現在、様々なスポーツをする競技人口が増えています。
普段、虫歯や歯周病は気にしていても、スポーツ中の怪我や骨折などで歯を失ったりすることを認識されてない方が多いのではないでしょうか?
スポーツ選手にとって、歯や顎に痛みがあったり、かみ合わせが悪ければしっかり栄養も取れなくなります。
口腔内の健康管理を行うことは最高のパフォーマンスを発揮させる上で必要不可欠です。
マウスガードはスポーツ別に規制もありますので、まずはご相談ください。

現在、2020年東京オリンピックに向けて、各スポーツ界で活躍している成長期の方も多くなっています。
小児期は著しく発達する一方、心身の発達と運動機能の発達に調和がとれていない時期であり、熱中し過ぎて能力以上のことを試みて重度の口腔外傷を受けやすいです。
この時期の口腔外傷は、将来の全身、口腔の発達にも影響を及ぼすことがあります。
公式戦では、マウスガードを義務付けているスポーツもある一方まだまだ普及はしていません。
成長期こそ保護者の方や自分自身で気つけて、成長に合わせたマウスガードの装着が必要であると思います。
歯列、噛み合わせの変化を予測した修理、再製作も必要になるので、まずは当医院にご相談ください。

 

*もしも歯が抜けてしまったら…

歯を強打すると、歯が完全に抜けてしまうことがありますが、抜けた歯の状況や治療開始までの時間によっては、元に戻せる(再植できる)可能性があります。再植するうえで重要なのは、「歯根膜」が生きているうちに、短時間で処置をすることです。歯根膜は、歯の根のまわりについている薄い膜で、抜けた歯と骨をつなぐ役割を果たします。
抜けた歯の根を清潔に保ち、乾燥させないように、歯牙保存液、牛乳か生理食塩水に浸した状態にして、早急に歯科医に持参しましょう。